毎日、楽しく♪

群馬に引っ越すことが決まって、転勤族のお友達数人から、

「知らない土地に行くのに何が不安て、

どこの病院がいいかわからないことなんだよね」と言われました。

考えてみると、学生時代の一番の親友が群馬県出身でしたが、

その親友も国際結婚をして、今は海外に住んでいるので、

群馬県には知り合いが一人もいない・・・

それは、とても寂しくもあり、不安でもありました。

しかし、いたって健康でほとんど病気をしない私は

全然心配していませんでした。

ところが、群馬に引っ越してきて間もなく、

咳がよく出て、痰がからまり、頭痛がするようになりました。

でも、もともと花粉症だったので、

「きっと花粉症だろう。群馬は自然が多いし」なんて思っていました。

しかし、その状態が３ヵ月くらい続き、ある日、頭痛がひどくなり

とうとう我慢ができなくなりました。

そして、どこの病院がいいのかも分からないので、とりあえず

家の近所のアレルギー科のある病院（内科）に行ってみることに。

（後で知ったのですが、この病院は、頭痛外来もあったようです）

そして先生は私の状態を見るなり、

「あなた、最近、引っ越した？」と言いました。

私　　「はい、最近ではありませんが３ヵ月位前に引っ越してきました」

先生　「建物は新しい？」

私　　「いえ、すごく古いです」

先生　「じゃあ、県外から引っ越してきたんでしょ？」

私　　「はい」

先生　「あなた、窓を開けてるでしょ？エアコン使ってないんじゃない？」

私　　「はい。風があるので、エアコンつけるほど暑くないし・・・」

先生　「夜も窓、開けてる？」

私　　「はい、毎日ではないですけど・・・」

先生　「あなた、病院が好きじゃないでしょ？」

私　　「え・・・（絶句）・・・」




先生が医師というよりは占い師に思えました

そして、私の頭痛や咳、痰の原因は、なんと“農薬”ではないか、

ということになりました。

群馬県で生まれ育った人は大丈夫らしいのですが、

私のように県外（特に東京）から来た人は、こういう症状になるそうです。

（ちなみに栃木は群馬より農薬使用量が多いので大丈夫らしいです）

それと、最初に先生が「（引っ越した）建物は新しい？」と聞いたのは、

シックハウスを疑ったようです。

私の家の真ん前に田んぼや畑があるわけではないのですが、

近所にあれば、風に乗って、農薬が運ばれてくるそうです

ちょうど田植えの季節でもあり、農薬を使っていたんでしょうね。

それに、群馬は結構まちの中にお墓が点在していますが、

お墓で除草剤を撒いたりもするそうです。

私は咳や頭痛にはエアコンは良くないと思っていたこともあり、

エアコンを使わずに、窓を一日中開けていたのですが、

それで、どんどん症状がひどくなったとは

そして先生の言うとおり、窓をなるべく開けないようにして

エアコンを使うようになったら、次第に頭痛はなくなり、

咳も痰も出なくなりました

一年後に、ダンナさんの昔からのお友達が転勤で高崎に来て、

最初の頃、私と似たような感じで咳と痰に悩まされていました。

病院に行っても、「風邪をこじらせたのだろう」と言われたらしく、

なかなか治らないということでした。

でも、同じ時期に東京から転勤してきた同僚も同じ症状というのです。

田んぼや畑の中を自転車で通勤してるとか、窓を開けてると聞いて、

「もしかしたら“農薬”・・・？？」と思って、「通勤を車にして、

窓を開けないようにしてみて」、と言っておきました。



私は最初に行った病院がたまたま自分に合った病院で、

「農薬を減らそう！」と厚労省に働きかけている先生だったので、

すぐに理由がわかり、対処もできましたが、

違う病院に行っていたら、夏が過ぎるまで、

ずっと咳や痰、頭痛に悩まされていたかもしれません。

こういうわけで、内科の病院は偶然見つけましたが、

今後の課題は、自分に合った眼科と歯科、婦人科の

病院を見つけること。




ところで余談ですが。

なぜ、この先生が、私が病院が好きでないことがわかったかというと、

３ヵ月もガマンして病院に行かなかったからのようです

しかも「あなた、医療費もそんなにかけたくないタイプでしょ」と

言われました

バレバレです・・・